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ふたつの予言  人類の未来

初めにふたつの予言をご覧ください —

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レフ・トルストイ

​         私は、このごろ、くりかえし同じ白昼夢を見る。

      だが、おそらく誰も信じまいと思って黙っていた。 

      しかし三人の皇帝のおたずねに対して、まさにあつ

      らえむきなのでお答えしよう。
      …今でも、こうやって目をつぶると、一人の美しい

      裸体の魔女の姿が、ありありと浮んでくる。それは、

      重商主義マーカンテリズムとよばれる魔女で、髪に

      は宝石の飾りを一杯につけ、左右におのおの三本ず

      つ、合計六本の腕があって、その片方の三本の手に

      は、それぞれ一本ずつ炬火(たいまつ)をにぎって

      いる。

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​ノストラダムス

       その魔女は、第一の炬火で、もっぱら政治家や軍

      人の心に〈戦争の火〉をつけて歩く。次に二本目の

      炬火は、主として宗教家(それに学者や教育者や各

      種の文化人たち)の心に火をつける。すると彼らは、

      名誉や利欲に迷いはじめて、真理が把握できなくな

      る。最後の三本目の炬火の火は、一般家庭の夫婦、

      親子、兄弟たちの心につけられる。その結果、人間

      同士の愛情などというものは、まったく吹き飛んで

      しまう…       

       ところで、世の中の情勢が、ここまで混乱しきっ

      たら、それは最終的な人類撲滅戦争の前夜だと思っ

      ていいのだが、その直前に、それを未然にくいとめ

      る素晴しく大きな力が出現」する。それは〈新らしい

      宗教〉というよりも、むしろ、〈これまでの人間の

      既成概念では、まったく想像もつかないようなもの

      の考え方〉なのだ…」

       (松居桃楼「悪魔学(デモノロジー)入門」より)

 

 

 

 

      

     

​       「…その 平原 の 高い 山の上 に、 夜、 嘆きの月が

      昇る。 新しい 脳 の スポエがひとり、 それをじっと見

      つめる」 と書かれている。このスポエの正しい原句は

       sophe( ソフ)で「 賢人」という意味だ。

       しかしこれまでの 賢人ではない。これまでの 人間 と

      は 違う「 新しい 脳」 を 持った 賢人 なの だ。 それは

      おそらく、これから の 人間 の 大脳 の 劇的な進化を示

      し ているだろう。

       これ までの 人間 の 知能 では 解決 できなかった こと

      も( 良い方向に進化した)「 新しい 脳」の人 たちには

      は解決 できるようになる。戦争も経済も愛憎も。そうい

      う 時代 が 来る

       (五島勉「ノストラダムスの大予言」kindle版より)

絶滅個体種新生個体種 

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​松居桃楼氏

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​五島勉氏

    ネオ 
Thomas A. Anderson

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ふたつの預言の相似
なんだかよくわからないから

             はじめまして。

       パンソフィア総合研究所代表の稲妻龍と申します。

      恐縮ですが、しばし長い前置きにお付き合いください。

        ■ ふたつの予言の相似

       最初に、先のふたつの文章をご紹介しました。(これ     

      を書いたのは、1994年に亡くなられた著述家松居桃楼氏と、               

      2020年に亡くなられた作家五島勉氏です)

       そして、トルストイ、ノストラダムス、両者がこれを実際 

      に書いた、あるいは語ったとされるのは、1910年と1555年、

      およそ355年の開きがあるのですが、私には彼らが、時を超

      えてほぼ同じことを言っているよう思えてなりません。

       トルストイは、時の皇帝たちの要望で問われた未来の姿を  

      自らの白昼夢を告げて回答するという形で、1914年7月28日

      から始まる第一次世界大戦以降の未来を、警告しています。

 

       ノストラダムス20XXから始まる第三次世界大戦以降

      の未来を(ちなみにノストラダムスとは我々のマダムを意味

      し、聖母マリアをさす)の※※百詩篇のうちの第4巻31番

      詩の解釈を通して、それぞれ現代に警鐘を鳴らしています。            
      まるで遺言のように胸に突き刺さる彼らの最後のメッセージ

      を、私たちはどう受け止めたらよいのでしょう

 

      ■ なんだかよくわからないモノこそ面白い

            ヨハネ黙示録(アポカリプス)は、別称で"Revelation" 
      リベレーション(覆いを取り去る)とも言います。また、

        救世主(タエブ)は元の状態に戻す人という意味がありま

        す。【別なもの】や【Sophe】の視点からみれば、現代社

      会のウソや詭弁は一目瞭然です。彼らの視点・未来のビ

      ジョンから現代を斬り、真実を隠すベールを剥ぎ取れば

      絡んだ糸を元に戻すのは、意外に容易かもしれません。

       そのような特別な人のことを映画マトリックスでは

       “The  one”  と表現しました。もちろん、キアヌ・

      リーヴスが演じた救世主Neoのことです。

 

       トルストイのいう【別なもの】(正確には〈これまでの

      人間の既成概念では、まったく想像もつかないような

      ものの考え方〉)、そしてノストラダムスのいう新しい

      脳をもつ賢人【Sophe】には、人類撲滅戦争の回避策、

      さらに、滅亡回避後にいかに人類が共存していくかの方

      策、そのヒントが隠されているやもしれません。      

       このような理由から、パンソフィア総合研究所では、    

      「トルストイの予言」の出典である松居桃楼氏の「悪魔      

      学(デモノロジー)入門」を中心に、五島勉氏の「ノス

      トラダムスの大予言」kindle版あとがきを重ねて、      

      【別なもの】、【Sophe】がクロスリンクしたその先に

      浮かび上がるマトリックスにいったい何が現れるのか、

​      どのような人類の未来が待っているのか・・・・・・

      それを検証・追究していくのが本サイトの狙いです。

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世界大恐慌
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      ■ 世界大恐慌から第三次世界大戦へ

       第二次世界大戦の原因となった世界大恐慌前夜と、

      コロナ下で経済が疲弊し、株価ばかりが暴騰する現在の    

      状況は、不気味なほど似ています

       さらに歴史をさかのぼるなら、サラエボ事件をきっか

      けとして勃発した第一次世界大戦も、もとはと言えば、

      世界同時不況という大国間のエゴ、植民地や資源をめぐ

      る経済戦争が原因で起きたという流れを思い出すなら、

      これも現代社会のコンテンポラリーな状況(香港、ウク

      ライナ、台湾を巡る覇権戦争や、アフリカ・東南アジア諸

      国への【債務の罠】による経済支配など)と驚くほどそ

      っくりです。

       第一次大戦前の欧州では「最後に先進諸国間で戦争が      

      起こってから、もう50年以上経っている」とか「文明も

      成熟したこんな時代に、先進国同士で愚かな戦争など起

      こるわけがない」、このような楽観的な論調が主流でし

      た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       今回のロシアの侵略前の状況と、これも驚くほどそっ 

      くりです「常任理事国の核大国が、領土を争って兄弟国

      家である隣国へ対し侵略戦争など対に起こすはずがな

      い」と。

       ウクライナの過酷な現実が日々報道される今でもなお

      「ロシアが痛い目にあっているのを学習した中国は、お

      いそれと台湾に侵攻するはずがない」という楽観的な論

      調が主流なのは、とても危険と言わざるを得ません。

 

       「歴史は繰り返す」とよくいいます。私たちがもし歴      

      史から何も学ぼうとしなければ、歴史は情け容赦なく何

      回でも、まるでタイムループ映画のように、人が次の

      フェに上がるまで、延々と学びの機会をえ続ける

      のです、まるでムチをもった厳格な教師のように・・・

 

 

      ■ “リバイアサン” 怪物の正体

       ロシアや中国に住んでいる一人ひとりは、良識のある

      とてもいい人に違いありません。実際にそうでしょう。      

       しかし、残念ながら全体主義や独裁主義というシステ

      ムには、彼らの素晴らしい人間性や、人間一人ひとりが

      本来持つべき【自由意志】が介するスペースがないの

      です。これは、けっして人種や民族の優劣の問題ではなく

      極めてシステマティックな社会構造上の問題です。

       よく全体主義の問題を「内部から改革するしかない」

      と呑気なことを言う評論家がいますが、一度このシステ

      ムに組み込まれると、自力脱出は極めて困難です。      
       なので、私たちは、人間を戦争という衝動に突き動か            

      すメカニズム、現代社会というマトリックス、現実とい

      う記号化された鏡、歪んだ幻想世界を支配する“リバイア

      サン”の正体、 いわ Deus Ex Machinaを事前に見抜き

      人類攻撃の実行部隊、おびただしい数のセンチネル(負

      の感情エネルギー:Negative emotional energy that

                      destroys a healthy spiritual world  仏: ressentiment)  

      ルサンチマン・怨念・精神汚染パルスが近づいてきたら

      総力を挙げて撃退するがあります。

リバイアサン
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拒否権
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分配
コクーン
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     ■ “拒否権”という猛毒

        ウクライナ、台湾を巡って核保有国が侵略戦争を行う

      第二次世界大戦以来、最大の脅威の時代に入りました。

        今思えば、1945年の国連発足時に、すでに第三次世界

      戦の秒読み、カウトダウンは始まっていたのかもしれ

      ません。 

       常任理事国特権である“拒否権”という猛毒、重要な決

      定に拒否権を発動し議会機能をマヒさせてしまう毒針、

      目の前でジェノサイドや民族浄化が起ころうが何もでき

      ず強者の残虐行為をただ傍観する思考停止・フリーズ魔

      法・・・

       このような不合理な特権を、それぞれ※※文明リ

      テラシーが異なる5カ国が所持した発足時の点から、

      国連はすでに持続不可能な組織だったのです。     

 

 

        ■ “分配”を制する者は世界を制する

       かつてのローマンクラブ「成長の限界」の報告とは裏    

      腹に、人類は産業革命以降、生産過剰状態が続き、実は  

      核ミサイルを筆頭に、世界中に食糧、エネルギー、宝飾   

      品、武器など、あらゆるものがあふれかえっています。

 

       食糧やエネルギーが足りないというのは、メジャーズ

      と呼ばれる世界5大穀物企業や、セブンシスターズとい     

      われる国際石油資本7社が便乗値上げをするときの言い訳

      に過ぎません。その証拠に、先進諸国において大規模自

      然災害時を除けば、いまだGSでガソリンが空になった

      り、スーーでシリアル売場の棚が空になったことは皆

      無です。(ただし、世界的旱魃による食糧危機が実際に

      起きたとき、これも狼少年のウソと勘違いして危機対応

      が遅れ、食糧の奪い合いが起き、その際、仮想通貨・暗

      号資産が無価値であるという事実がいっぺんに露呈し、

      それが世界大恐慌、さらに第三次世界大戦の引き金にな

      ることは、十分に警戒すべきです)

       彼らコングロマリットは、フードロス問題解消、自然

      エネルギー開発、富の再分配や、トリクルダウンといっ

      た概念には、あまり興味がないようです。

       “分配”を制する者は世界を制し、後世の人々から神の 

      のごとく崇められ、救世主扱いされるにもかかわらず、

      しかし、その栄光を手にする者は現れず、人類はいまだ

      一極集中した富を公平に分配する術を知りません。

 

       強欲な大国、図々しい金持ちが資源を独占し、発展途

      上国や貧困層を支配下に置き、寄生虫、あるいはマザー

      エイリアンのようにコクーン化した獲物を締め上げて、

      チューチュー音を立て、養分を吸い続けています。

 

 

 

      ■ “コクーン”化されても誰も気づかない現実

​       さらにこの寄生構造は国家間の金融取引にも及びま

      す。国際的な金融フローは目に見えない地下水脈で繋が

      っています。

       株式の違法取引、企業買収、国債売買、特許技術や、

      農作物畜産物ライセンスの強奪・盗用、債務の罠、その

      他諸々の、生き馬の目を抜くような手法によって、守銭

      奴国家・拝金コングロマリットは「勤勉こそ美徳、働か

      ざる者食うべからず、低所得者は若い頃に勉強しなかっ

      たのだから自業自得(平等な勉強機会が与えられていた

      訳でもないのだからまったくの詭弁)」などとそそのか

      し、お人好し国家・防御能力の低い世情に疎い相手を手

      玉に取り、資源奪し、目に見えない世界中に繋がる

      地下水脈から富を吸い尽くします
 

       しかも、この構造はとても狡猾で、蚊に食われても

      づかないのと同様、“コクーン”化されても誰も気づかな

      いよう巧妙に仕組まれています。

​       円高状態で、日銀総裁の打つ手が金融緩和のみで政策

      金利を上げずに長期に看過するようであれば、日本人の

      富は地下水脈を通して海外に激しい勢いで流出している

      ことは間違いありません。もし、総理大臣より給料の高

      い日本銀行総裁がこの構造を見抜けないようであれば、

      彼の眼は節穴です。直ちに解雇すべきです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       もし次チェックリストで半分以上が該当するなら・・・

      ――なた国、してなた自身は間違い生温い

      コンのにいます。

            “コクーン”化レベル チェックリスト

      ・あなたがどんなに一生懸命働いても、30年間以上、   

       1円も給料が上がらない国にいる

      ・あなたの国の政府が「老後資金が2千万円必要だ」と

       不安をあおり、「貯蓄より投資へ回せ」と国民をそそ

       のかし、さらに「グローバリゼーション」を声高に叫

       び、自国を禿鷹ファンドの餌食にしている

      子供時代から聞き馴染んだ有名企業が軒並み海外企業

       に買収され、技術者や特許が丸ごと盗まれている

      ・国はそれを守ることなく、国内産業が空洞化している

      ・派遣社員(非正規社員)という名の低賃金労働者がい

       るおかげで、正社員の給与が辛うじて捻出できる。

      ・派遣社員が既に社会全体の4割に達している

      ・海外から消費税は導入するが、資産税は導入しない

      ・消費税は逆累進制であるため、社会保障の概念に相反

       するにもかかわらず「取り過ぎた分は福祉にまわしま

       す」と、小学生でも思いつかないような言い訳をする

      ・株で大損した人が奇妙な果実化し、これから仮想通貨

       バブル崩壊で同様になる人が大勢順番待ちをしている

      ・いまだにボランティア残業がある

      ・有休を消化している人は、管理職になれない 

      ・新しいことを提案すると「おまえがやれ」と言われ、     

       組織で誰も改善・改革を求めなくなった    

      ・出生数が過去最少を更新し、気付けば年金の支給額が

       いつの間にか親の世代の半分以下に減額されいる

・     ・年収300万以下で、いまだ結婚もできず子供もいない

       のに、国からはマスク2枚と10万円しかもらえない

      ・巨大災害が予想されるのに、既得権益の損なわれる危

       機管理庁(FEMA)は絶対に創設せず、権益の増える

       子ども家庭庁やデジタル庁はホイホイつくる

      ・8割近くが貧困層なのであっという間に政権交代が起こ   

       るはずなのに、間抜けな野党が重いフタをしている。

      ・貧乏追放党にでも党名変更すればすぐに政権与党にな

       れるのに、本来最貧困層の代弁者たるべきK党が訳の

       分からない一世紀前のイデオロギーに縛られている。

      ・思いやり予算という美しい言葉はあるのに、それは対

       米軍のみで、社会的弱者に対して使われた試しがない

      ・カップラーメンの値段も味も知らない浮世離れした無

       策な日銀総裁が総理大臣より高い給与をもらいながら     

       10年間何もせず、国を先進国中で最貧国に貶めた。     

      ・若者や老人の瞳から希望の光が失われ、毎日のように

       電車が人身事故で遅滞する

      ・最近、耳鳴りのせいか「チューチュー」音がする

      

​      

    

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  失われた10年
日銀

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      ■ “You need to unplug. ” プラグを抜け―

       かつてマルクスが搾取  Ausbeutung, Exploitation

                     ―と呼んだこのコクーンに捕らわれた状態が続く限り、

      未来永劫、持続可能な共生システムなど実現しません。      

 

       本来、人類が創造的想像力を極限まで発揮する理想的

      な世界において、経済活動は単なる下流のフローに過ぎ

      ません。通貨は単なる記号であり利用すべき道具です。

      にもかかわらず、現代人は逆に、かつてトルストイが“重

      商主義の魔女”と呼び、現代ならば金融至上主義の

      魔 ”と言い換えられるであろう幻影に魅せられて、貨幣

      を神とく崇め、最上流のフロー(価値)に据えてし

      まい・・・・・・ かくして世の中は拝金主義者だらけになり

​      した

       その結果、現実と記号の関係は転し、実世界自体

      が記号化されたのです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       例えば、マトリックスの主人公ネオ・・・実際は「天才ハ

      ッカー、をしながらも、救世主として成長していく

      特別な存在、ーマス・A・ンダーソン」なのに、こ

      の現実社会では彼の人間性や個性はすべて奪われ、ただ

      の年収X万円システエンジニアという記号にすぎ

      ず、“SE,TA・A,X”という単なる数値、反抗すれば、            

      いつ誰とでも置き換えられる記号なのです。

                      参考=Jean Baudrillard,『Simulacres et simulation(1981)』          

       

       今足りないのはモノではなく、富の偏在を解決しよう

      とする人間の知恵、そして、貨幣ではなく心主体の世

      をとり戻そうとする揺るぎない意志、さらに弱者(人

      間でなくあらゆる動植物も含めて)なき世界を再構

      築ようとする Humanity” 人間性です。

     

       主客逆転し歪んだ金融至上主義という幻想世界、シュ     

      ミラークルの最たる象徴、仮想通貨、そして暗号資産・・・

      simulacre :フランスの思想家ボードリヤールの用語。複製とし

        てのみ存在し,実体をもたない記号のこと。記号がひとり歩きし 

        て現実を喪失する状態をいう)

 

       生温かい生き血を吸い続けるコクーンからの最善な脱

      出方法は、とても簡単です。首の後ろのプラグを抜けば

      よいのです。そして、実体なき記社会を強制リセット

      し、人間中心の実存主義プログラムを【Reloaded】する

      のです。

      

 

 


 

 

 

 

 

 

 

       仮に、あなたが派遣会社に勤務する下村ニオさんで、

      実際は「天才クリエーター、をしながらも、救世主

      ひとりとして成長していく特別な存在、下村ニオ」な

      のに、この現実社会ではあなたの人間性や個性はすべて

      奪れ、ただの年収X万円の派遣社員という記号にすぎ

      ず、“disposable,N・S,X”という単なる数値、反抗しても

      しなくとも2~3年毎に経営者から賃金上昇分をリセッ

      し新たな低賃金労働者を雇うために、新しい記号と交代

      させられる記号だったとしたら・・・・・・この派遣社員制度

      という無間地獄からの自力脱出は、ほぼ不可能です。

 

       ツイッター上ではこの制度の生みの親、竹中平蔵氏が

      「若者には貧しくなる自由がある。貧しさをエンジョイ

      したらいい」とironicalな発言したことや 、幼少期から

      下駄屋の次男坊として裕福な生活を送ってきて、その後

      人材派遣グループの会長として派遣労働者を搾取してい

      る人間が言ってるのかと思うと嫌悪感しか湧かない、 貧

      困は彼が思ってるほど気楽な物じゃない、などと批判さ

      れ、また週刊現代ら、鳩山由紀夫小泉純一郎などと

      共に「 日本をダメにした10人」と評されて、故細木数子

      氏からは、「あーっ、こんなのダメダメ(薄っぺらで語

      るに値しない)といわれた、散々な竹中氏ですが・・・・・・

 

       彼が組織を退こうが、この世を去ろうが、彼が作った

      システムは、金融至上主義の正体を暴く天才が現れるま    

      で、未来永劫生き続けるのです。

       さて、この現実と記号の関係が転し、実世界自体

      が記号化され、実体をことごとく喪失してしまったシュ

      ミラークル・仮想現実から抜け出すに・・・・・・

      ■ “赤いカプセルの選択 ”ばかりが正解ではない

       あなたは、青いカプセルを飲むか、赤いカプセルを飲

      むか、今ここで決めてください。青いカプセルを飲むと、

       元の日常にもどって目が覚めます。赤いカプセルを飲むと、

                         真実を見ることになります。

​      ――と、究極の二者択一をもし迫られたら、あなたはどう

      しますか?

        私なら両方飲んで元の日常にもどって目が覚め、同時に真

                         実を見るという図々しい選択をします――あるいは両方飲ま

      ないという協調性のない私ならではの選択もあります(笑)。

       どちらにしても Morpheus はびっくりするでしょうし、そ

      もそもそんな天邪鬼が主人公では映画になりません。

       二者択一という枷(思い込み)に縛られていると、第三、

      第四のアイデアは、なかなか浮かばないものです。ただのひ

      ねくれ者と呼ばれるかもしれませんが、二者択一を迫られた

      時点で、相手のウソや本心を見破る、そんな自由な発想で世

      の中を俯瞰する癖をつけておけば、人生に行き詰ったとき

      に、To be, or not to be: that is the question: 生きるか死ぬか

                        の二者択一以外にいろいろな妙案が浮かんで、死という最悪

                        の選択を回避できるかもしれません。

 

             10個のみかんを3人で分けるにはどうすればいいですか?

      「3個ずつ配って、残りの1個を1/3に割る」と答えるのが

      普通ですが、一瞬で「みかんを全部絞って、3つのコップに

      均等に注ぐ」と不思議な答えをする奴がいます。ラテラル・

      シンキング:Lateral thinking :水平思考とかいうそうです

      が、個体を液体にして分配するという自由な発想ができる人

      間は、もはやひねくれ者とは呼ばれません(しかし、みかん

      を家に持って帰ってゆっくり食べたい者にとっては、エライ

      迷惑な奴に違いありません)

                  

                            明日地球が滅びるとしたら、あなたは今日何をしますか?

      「愛する人と最後の時間をゆっくり過ごす」、「美味しいも  

      のを腹一杯食べる」、「普段と変わりなく仕事をする」・・・

      いろんな回答が思い浮かばれますが、中には設問無視の、   

      「明日地球が滅びないようするためにはどうすればよいか、

      必死で考える」といった、まるでアルマゲドンのブルース・

      ウィリスのように危機回避スイッチが突如入る奴がいます。

       普段は学校や会社で昼行燈のようにボケっとした輩が、い

      ざ集団が危機に瀕すると、突然リーダーシップを発揮して、  

      さながらコンバットでVic Morrowが演じたサンダース軍曹

      のようなタフガイに変身(変性)してまわりを統率してびっ

      くりさせる人間が世の中には​少なからずいるのです

       現代で言えば、それはまさにウクライナのゼレンスキー大

      統領でしょうか。

       どの問題にも正解は無限にあります。

                If you can't choose between right or left, fly straight ahead.

                     右か左を迷ったなら、どちらも選ばずに真っすぐに高く飛べ

      ・・・それで骨折したとしても、それもまた正解なのです。  

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アンカー 2
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魔女
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ロボパトス
上 未来永劫
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      ■ 歩き出した“重商主義の魔女”            

       トルストイが人を魅了する一人の美しい裸体の魔女と

      例えた重商主義マーカンテリズム= mercantilism=貿易を通じ

        て外貨準備などを蓄積し、貴金属や貨幣などの国富を増やすことを目指

        す経済政策)の時代は目に見る形での競争だったにもか

                かわらず、現代の金融至上主義はその詳細が目に見えま

      せん。経済行為が深い地下水脈内(Deep groundwater

      vein)において秘密裏に行われるため、誰もその実態を

      掌握し、警告できないのです

 

       金融至上主義社会ファイナンシャルスプレマシィ=financial

        supremacy =資本主義の最終形態、経済が複製としてのみ存在し,

       実体をもたない記号・数値としてひとり歩きし、現実を喪失する状

       態、実体経済から乖離した状態をいう。économie similaire )

         は、人間性豊かな勤勉なるよき労働者は敗者となってや

            せ細り、人を数値化できる人間性を喪失した数学者(ペ

      テン師、守銭奴、『北斗の拳』武人にまっ先にやられ

      る防御力ゼロの気の毒なキャラクー)が勝者となり肥

      大していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

        世界大恐慌(The great depression)が遅かれ早か

      れ、間もなく起きるでしょう。これは歴史の必然です。

       なぜなら、実体経済(Real economy)と金融経

     (Financial economy)が極端に乖離し、さらに金融至上

               主義の亡霊【想通貨・暗号資産】という時限爆弾

      体のない空気が、市場や株価というせんをゆっくりと

      膨らませけているからです。

 

       まるでプレートテクトニクス理論のように、両者のひ   

      ずみ・ズレ・乖離が限界に達したときに、巨大地震なら

      ぬ、世界大恐慌が発生します。そのきっかけ・Trigger

      となるのは、世界的食糧危機です。人間にとって、食糧

      危機という響きは、エネルギー危機という言葉より遥か

      に強く生存本能を突き動かし、攻撃的行動を駆り立て、

      人類を【戦争という集団催眠状態】Human-scale mass

      hypnosisに、指をパチンと鳴らした瞬間に導くのです。

   

 

 

 

 

 

 

       トルストイの予言の冒頭の「その魔女は、第一の炬火

      で、もっぱら政治家や軍心に〈戦争の火〉をつけて

      歩く」という文章と現実世界の動向を照らし合わせてみ

      れば、“重商主義の魔女”は歩き出したと言わざるを得ま

      せん。

       人類は再び、世界大恐慌から世界大戦というシンプル

      な既定路線、愚かな歴史を繰り返すのでしょうか?

 

      ■ 未来永劫持続可能な共生システムを求めて

       現代は、全体主義、民主主義のそれぞれが、お互いを 

      反面教師として学んでゆく旅の過程です。

       「なんでそんな面倒なことを?」

       それはいにしえの時代より人類が連綿と希求してき  

      た普遍的な価値を思い出し、祖先が思い描いた理想の未

       来、人間希み得る最も豊饒な世界を創造するため〉です。       

           なぜなら、人類は究極の謎である〈自分は何者か〉をまだ

       知りません。思い出してください。映画「マトリックス」の 

      予 言者の部屋の壁に、ラン語でなんと書かれていたか・・・

 

         「それでも民主主義の方が遥かに進んでいるじゃん」      

         「一世紀も遅れている全体主義に学ぶものなどない」

       確かにそのとおりです。人類が民主主義国家を築くま

      で、どれだけ多くの血を流してきたことか。しかし・・・

      民主主義はまだ不完全で、そこには「富を適正に分配す

      る」までの※※ 文明リテラシー」: Literacy of each

       Civilization  ないいう致命的バグが潜ん

        でいます。

       民主主義が不完全だからこそ、影の存在として全体主

      義という名の亡霊が生き残れるのです。

 

 

        ■ “Robo-Paths”人間性を喪失した精神異常 

         パンソフィアという視座から見れば、両者とも程度の

      差こそあれ、現実から目を背けるパラノイド、《病理学》

      上の妄想型統合失調症(paranoid schizophrenia)です。    

       より正確に言えば、自己の世界観・既成の価値観に偏執

      し、目の前の現実・真実から目を背ける、整合性のある人格

      が乖離したパーソナリティ障害です。

        

 

 

 

 

 

       被害者意識を持つことによって、自分の不満を相手のせい

      にし、罪悪感なく、平気で相手を虐殺し「かかる戦術は自国

      の存続を脅かされたからあり、国家防衛は国際法に合致す

      る」と平然とのたまう。

       他方、介入すれば第三次世界大戦になるからと言い訳し、   

      目の前で虐殺される人々を見殺しにし、大量の武器を売さ 

      ばき大儲けするという、それぞれの抱える病理・・・

 

 

 

 

       1980年代、このような病理【人間性を喪失した精神異常】

      をルイス・ヤブロンスキー教授は「ロボ・パトス」と提唱し

      後世へ警告ししたが、状況は増々悪化しているようです。      

       統合失調症は、脳の様々な働きをまとめることが難しくな

      るため幻覚や妄想、被害者意識や攻撃性ど、々な症状

​      が起きます。人類が未来永劫持続可能な共生

       ステム」という【最適解】を見出すまでこの症状は続

       き、争という死に至るこの病は、私たちに常について回

                   ります。

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      ■ 最後の希望

       現代社会をディスクライブすれば・・・・・・

       独裁主義国家は核兵器で威嚇し同族を虐殺し領土の拡

      大を目論む。他方、“金融至上主義のアクマ”に毒された

      民主主義国家は、それを止めるフリをして武器を売さば

      き大儲けるが、貧富の差はますます拡大し、小馬鹿に 

      していた独裁国家より、自殺率がはるかに高くなる。

       学者や評論家思考停止に陥り、中島みゆきの『世

      情』の歌詞よろしく、帯のような嘘を見破ることで世

      間を見たような気になり、真理を見れなくなる。

       マスメディア権力におもねり、真実を一切語らず、

      個々は日々の生活に追われ、他者を気遣う余裕を失い   

      家族(親子・夫婦・兄弟など)同士の愛情は吹き飛び、

      若者は未来を語らず、現実逃避することで辛じて今に

      壊れそうな自我を保ち、ゲーム世界で人生の大半を浪費

      し、ChatGPTに思考をゆだねて言葉との格闘を放棄し、

      その結果、本来社会を押し上げていくべき若年層が思考 

      停止状態になる・・・・・・    

 

      ――といった悪循環に陥っています。このような人類全体

      が精神汚染パルスに浸食された状況を打開すること

      く、まねいてい間に、人類撲滅戦争、靴の音

​      が響いてきます。      

       果たして人類にまだ、救済策や希望残っいる

      しょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       人類撲滅戦争を未然にくいとめる素晴しく大きな力が

      出現するというトルストイの予言の【別なもの】や、劇

      的に進化した新しい脳を持つ賢人【Sophe】が出現する

      というノストラダムスの予言がもし本当なら・・・・・・

 

       われわれ人類が生き残れるかどうかはさておき(苦   

      笑)、彼らの語るおとぎ話・ファンタジー(当サイトの

      指南役である松居桃楼氏はみずから法螺説法と称し

      た)に乗せられて、ィロソファー(叡知者)が次々誕

      生する新世界、高度な文明リテラシーを持つ新しい賢人

      たちが出現する未来、歪んだ幻想世界(シュミラーク

      ル)が実体を取り戻し、本来の現実世界リアルに戻っ

      た姿を彼らと一緒に覗いてみる、マジンしてみる、

      風にいえば、VisionHack・ビジョンックしてみるのも

​      一興です

​      

       先述の “分配”を制する者は世界を制する――の章で 

      「“分配”を制する者は世界を制し、後世の人々から神の

      ごとく崇められ、救世主扱いされるにもかかわらず、

      かし、その栄光を手にする者は現れず、人類はいまだ

      極集中した富を公平に分配する術を知らない」

      と申し上げましたが・・・・・・

       実は彼らにとって富の再分配などたわいないタスクで

      あって、彼らはいとも簡単に物神崇拝(fetishism=拝金    

      主義)※※ の呪いを解き放ち、現実世界をリフ   

      レーミング(reframing)※※します。     

      

      ――彼らの興味関心は、その先の景色、つまり、人類が

      平等になった先、人々がどのように暮らしていくのか、

      いにしえの時代より人類が連綿と希求してきた普遍的

      な価値を思い出し、祖先が思い描いた理想の未来、人間が

       希み得る最も豊饒な世 界〉をどのように描いてゆくのか・・・・・・

         に尽きます

 

​        次世代人類(Homo philous)にとって、それ(この現実

      と記号の関係が転し、実世界自体が記号化され、実

      体をことごとく喪失してしまったシュミラークル・仮想

      現実から抜け出し、再び実体を取り戻すこと)は 難辛苦

            の超難解課題ではない ―― どころか、逆に、創造と共感、喜

      びや快感(機能快 ; Functional  Ecstasy)に満ち溢れた、胸

      のときめく、すく楽しい魅惑的な作業に違いありません。

                       新世紀エヴァンゲリオンの惣流・アスカ・ラングレー

      が初陣に臨んだ際の名セリフ「チャ~~ンス」のごとく、

​      人生を輝かせるワクワクする永遠の一瞬なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       最後に、もう一度だけ申し上げます。

       ――今足りないのはモノではなく、富の偏在を解決しよう

      する人間の知恵、そして、貨幣ではなく心主体の世

      とり戻そうとする揺るぎない意志、さらに弱者(人

      でなくあらゆる動植物も含めて)なき世界を再構

      うとする Humanity” 人間性です。

 

 

 

       あなたが夢を失わない限り、未来から目を背けない限

      り、人生を諦めない限り、希望は常にあなたとともにあ

      ります。

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リテラシー
ネオ
ソフ
未来永劫

■ 語句解説     

 

 

※   “ sophe”(ソフ)

 sophe”(ソフ)という言葉は、仏語の古語(名詞)で、英語の古語  sophy または sophie ・・・「知恵・学識・賢者」を意味する。 稲妻龍は、これらをフィロソファー(叡智者)と呼び、最終戦争直前に現れるトルストイの予言の「別なもの」のビジョン、またフィロソファー(叡智者)が次々誕生する新世界のイメージを本作「トルストイの予言」「新しい賢者(Le nouueau sophe)」の描く未来 L'avenir imaginé par le nouveau sopheの章で展開する。

※※   ノストラダムス百詩篇第4巻31番

 2020年6月16日に亡くなられた五島勉氏の「ノストラダムスの大予言 kindle版」では、47年の時を経て、あらたに「まえがき」「あとがき」が特別書き下ろしとして加えられた。彼の最終予言、遺言ともいえる「あとがき」の最後には、次のように書かれている。

・・・「 その 平原 の 高い 山の上 に、 夜、 嘆き の 月 が 昇る/ 新しい 脳 の スポエ が ひとり、 それ を じっと 見つめる」 と 書か れ て いる。 この スポエ の 正しい 原句 は sophe( ソフ) で「 賢人」 という 意味 だ。 しかし これ までの 賢人 では ない。 これ までの 人間 とは ちがう「 新しい 脳」 を 持っ た 賢人 なの だ。 それ は おそらく、 これから の 人間 の 大脳 の 劇的 な 進化 を 示し て いる だろ う。 これ までの 人間 の 知能 では 解決 でき なかっ た こと も、( 良い 方向 に 進化 し た)「 新しい 脳」 の 人 たち には 解決 できる よう に なる。 戦争 も 経済 も 愛憎 も。 そういう 時代 が 来る・・・

  Nostredame Cent Psaumes Volume 4, No. 31     ノストラダムス百詩篇第4巻31番

  La lune au plain de nuit sus le haut mont,    真夜中に月は高い山の上、
  Le 
nouueau sophe d'vn seul cerueau la veu:     新しい賢者は唯一の脳でそれを見た。
  Par ses disciples estre immortel semond      その弟子たちによって不死たることを叱咤される。

  Yeux au mydi. En seins mains,corps au feu.     双眼は南に。両手は胸に、体は火へ。​ 

※※   “ the one 救世主

 ハリウッド映画マトリックス で有名になった英語表現、「He is the one.」。マトリックスの主人公ネオは、“The one”=“救世主” として映画の中で描かれている。“one” に定冠詞 “the” をつけた場合、 「特別なもの」 を意味し、神とか救世主という意味を表現する言葉として使われる。

 ネオ(Neo):「近代の」「新しい」という意味を持つギリシャ語の「neos」が語源。 また、救世主を表す「One」のアナグラムになっており、ダブル・ミーニングになっている。

 マトリックスは、数行列以外に「新しいものを生み出すこと」を意味する言葉であり、それ自体が救世主的な意味合いをもつ。

 

 

※※ 「文明リテラシー」: Literacy of each Civilization

 “リテラシー”という言葉は、“識字率”や読み書き能力という意味から転じて“ある手段を適切に活用するための知識や能力”のことを指す。ここでは【文明リテラシー】という造語を、新しい概念として【異人種・異文化間に築かれたそれぞれの文明のレベルの差異】を表現する言葉として使用する。

 文明リテラシーの高低差は、対立、騒乱、戦争を生み出す。21世紀において複数の文明が同時に衝突した場合、これまでの人知では抑制する術がない。ゆえに、かつて【水平思考】と呼ばれたような、これまでとはまったく違う発想や、異なる思考法、異次元の視座で問題解決にあたる存在の出現が必要である。

 トルストイのいう【別なもの】(正確には〈これまでの人間の既成概念では、まったく想像もつかないようなものの考え方〉)、そしてノストラダムスのいう新しい脳をもつ賢人【Sophe】が、その求められた回答のひとつ、最適解になり得るかどうかは、後世の歴史家が決めるところであり、誰にもわからない。今現在は、聡明なるあなた自身のご判断となる。

 

未来永劫持続可能な共生システム

                      世界連邦  WF(World federation

     人類は、多くの犠牲を払いながらも、幾度かの大戦を経たあと(なぜか人々は第三次世界大戦で終わると思い込んでいるが)、新しい体制へ移行する。 現在の国連、常任理事国の拒否権で機能しない国際連合は解体され、新たに世界連邦 WF(World federation)が設立されることになる。

  その頃、中露の独裁体制は内部崩壊し、世界は、ちょうど現在のアメリカ合衆国やEU(European Union)や、かつてのソビエトのような、各国が世界の全体を構成する連邦制となる。全体の意思決定システムは、議会制民主主義を頂点とするゆるやかな二大政党制へ移行する。二院制度も残るが、それは子供と大人という価値観の異なる世代別の二院制に変更される。

  そうなるまで、人類は長い年月を費やし、幾種類もの動植物たちの絶滅や、数十億人という尊い命の犠牲を払って、最後にようやく理想に近い社会制度(Democratic republic 民主共和制)、個が全体であり、全体が個である、まるで粘菌を模倣したような、より進化した持続可能な集合体、未来永劫持続可能な共生システム」、かつてアインシュタインら先哲が提唱した世界連邦( World federation )にたどり着く――と予測する。

※※※※ 物神崇拝(fetishism拝金主義

    現代社会において、異性の下着の匂いを嗅ぎ陶酔する性的倒錯者は、フェテッシュとして変態扱いされ、忌み嫌われる。軒先につるした異性の下着を盗めば窃盗犯として当然逮捕される・・・・・・

 

――にもかかわらず、他方、札束の匂いを嗅陶酔する拝金主義者フェテッシュとして変態扱いされることも、忌み嫌われることもない。一般的にはCEO、経済的成功者、企業経営のカリスマ、株式投資の神様とか呼ばれている彼らは、どんな詐欺まがいの方法で他人や他国の資産を強奪しようが、掠め取ろうが、警察に逮捕されることはない。それどころか、彼らが金に物を言わせて手に入れた豪邸で毎晩ソドムとゴモラのような酒池肉林の生活を繰り広げようが、あふれかえるブランド贅沢品に囲まれて恍惚状態で暮らそうが、通帳の数字を見ては悦楽の境地に浸ろうが、世間はそれを下品だといわない。​もちろん「物欲に支配された人格崩壊者」、あるいは「人間性を喪失した精神異常者」、さらには「greedy bastard(強欲なクソ野郎)」、「守銭奴」、「マネーモンスター」​などと呼ばれる心配もない。

 なぜなら、彼らによって身ぐるみはがされた連中は、それに気づくこともなく、逆に彼らを成功者として賞賛し、崇(あが)めたて、挙句の果てはおこぼれ(トリクルダウン)を目当てに​蟻のように群がり、みずから経済的奴隷と化す​からだ。

 現代社会において、人を最も簡単に奴隷化する方法は、暴力による支配でも、宗教による支配でも、政治体制による支配でもない。経済による支配、マネーフロー(money flow)による支配こそが、人身の完璧かつ究極な完全支配方法なのである。

    本来、フェティシズムとは、生命を持たない呪術的な物(フェティッシュ英: fetish、: féticheという)に対しての崇拝(呪物崇拝)を指し、性欲や物欲とは無関係であった

 呪物崇拝 (じゅぶつすうはい、英語:Fetishism,フランス語:Fétichisme) とは、フェティッシュ(呪物または物神)に対する崇拝を意味し、数ある呪術宗教​ひとつの形態に過ぎなかった。

 松居桃楼氏の「トルストイの予言  Tolstoy's Prophecy  ​悪魔学(デモノロジイ)入門より」の以下の章には、古代呪術的フェテシズムが、いかに現代の拝金主義的フェテシズム、トルストイのいう重商主義(金融至上主義)に変容し、人類がいかに物欲に支配されていったかが、わかりやすく具体的に描かれている。

7  鬼と魔のちがい  

​8  人間とデモンとの契約 

​9  すべてに呪術の影がさす

​10  幻の人権保証 

​11  所有とは何か 

​12 「この世」と「あの世」の支配者 

 古代呪術的フェテシズムでは、例えば、マルセル・モースの『贈与論』によって紹介されたマナ(mana)という概念は、太平洋で見られる原始的な宗教において、神秘的な力ジョージ・ルーカス風にいえばフォース)の源とされ、呪物が人間に禍福をもたらすと信じられていた。

 現代日本社会においても、お中元やお歳暮という形で相手に呪物(マナ)を送る風習が残っているとされる。”Essai sur le don: forme et raison de l'échange dans les sociétés archaïques  Marcel Mauss  sociologue français, 1872-1950”

 

※※※※※リフレーミング(reframing)

      リフレーマー(reframer

 ある枠組み(フレーム=固定概念)で捉えられている物事を枠組みをはずして、違う角度から見ることをリフレーミング(=水平思考)といい、枠組みを仕切り直す人をリフレーマーという。

 洗脳(ブレインウォッシュ)された人を洗脳解除することをディプログラミングといい、それを行う人をディプログラマーという。

 洗脳解体され、真っ白なキャンバス状態になった意識に人間として本来あるべき普遍的的価値観をみずから気づき、思い出し、育んでゆくことをエバリュエートといい、価値観を喪失した時代にものごとの真価を直感的に見抜き、次世代文明の礎(いしずえ)となる新たな価値観を創造する高度なリテラシーを持つ人間、固定概念にけっして洗脳されざる人々をエバリュエータという。

 

・洗脳とエバリュエートの違いについてよく訊かれるが、回答は以下のとおりである

  洗脳・・・・・・洗脳者側、例えば時の権力者たちにとって都合のいい恣意的な情報や思想を言葉や

       文字で強制的、受動的に反復して植えつけられること

  エバリュエート・・・・・・洗脳に対し、エバリュエートは恣意的な価値観を強制されることなく、

       ウェルビーイング的日常や瞑想を通して、みずからの意思で主体的に気づくこと

 

 それぞれ名称が違いこそすれ、いずれも「既成の価値観壊して、新たな価値観を創造する人」という点で共通である。例えば、全体主義国家が崩壊して独裁主義の洗脳が解けても、エバリュエータの出現・存在がなければ、単なる烏合の衆状態になり、イラク崩壊後の「Islamic State」(イスラム国)のように新たな独裁体制の台頭を容易に許すことになる。

 洗脳ブレインウォッシュ)された直後の状態こそが最も危険である。

・参考・・・・・・水平思考:ラテラル・シンキング:Lateral thinking

      ウェルビーイング: Well-being

 

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       そして【最後の希望】とは、希望を見失わず最後まで 

      精神汚染パルス負の感情エネルギー:Negative

       emotional energy that destroys a healthy spiritual

                      world  仏: ressentiment  日:怨念)の執拗で苛烈な攻撃 

      に抵抗し(諦めかけようとする自分と)戦い続け、たと

      えどんなに過酷で理不尽な境遇に身を置いていようが、

      微かな一の希望の光からけっして目を切らさず、虚無の

      暗黒世界 Libre  Arbitre (自由意思)という鮮やかな閃

      光で切りさき、かく色鮮やかな世界・・・・・・

 

                      創造と共感、喜びや快感(機能快 ; Functional  Ecstasy)

       に満ち溢れた、胸ときめく、Golden Era、素晴らしい時代を

      Reloadし、現代文明という価値観を喪失した虚空のキャ

      ンバスに、それまで誰も想像し得なかった新たな価値を

      創造し、「そんな夢みたいなことを・・・」、「まるで子供
      じみている・・・」、「理想を掲げるの立派だが、現実はそ

      んなに甘くない」、「まだケツが青いな」、「世間に揉

      まれた経験がないらしい」、「学生気分が抜けてない」

      「寝言は寝て言え」、「あんたバカ?」といわれようが

      まりの嘲笑に臆することなく、無垢な子供のように伸

      びのびと未来のビジンを描いてゆく、

           ――あなた身のこのです

​      

 

     

​                     Ryu Inazuma 

                 

                               稲 妻  龍

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